内部被曝を考察するブログ

2年近く前に骨折をしてから中断していた自転車通勤を再開しました。良い季節ですね。皆様がご健康でおられ、良い一週間でありますように。

2015-01-01から1年間の記事一覧

Bandazhevskyの病理データにかんして

Bandazhevskyの、Swiss Med Weeklyの主要論文2編にかんする学術的価値は、私は、なるべく中立的に、震災直後から評価する方向で受け止めています。 一方、Bandazhevskyは、論文以外にも、著書や、小論文のようなものを書かれておられ、私も震災後、ネット検…

微量放射性セシウムによる心筋症メカニズムの理論の、その他の症状への拡張

当ブログ記事を執筆するにあたり、最初から理論を拡大しすぎるよりは、まずは「一点突破」を目指して、もっとも定量的議論が明確にできそうな、Bandazhevskyの微量放射性セシウム心筋症の説明に、分野を絞って議論させていただきました。 (ただし、この記事…

血圧データに関する議論

この補足記事では、Bandazhevskyの報告している、微量セシウム内部被曝による「高血圧」と、動物実験データ(「低血圧」)の不整合に関して、解釈を書いてみます。 最近知人から指摘されたのですが、Bandazhevskyのデータを信じられない、という方が意外に多…

心筋再分極の伝搬様式についての補足説明。意外に知られていない最新の知見と動向

このブログの理論をご理解いただくために、多くの方が引っかかるポイントの一つは、心臓が、伝導系を成していて、そのシステムとしての機能は、直列接続である、という点に気がつくことができるか、受け入れることができるかどうかという点かと思います。 最…

非放射性セシウムと、放射性セシウムの、カリウムチャネルに対する影響の出方に関する理論上の違いと誤解

知人から指摘されたのですが、このブログの理論を誤解されておられる方が多いかもしれない、ということを指摘されました。いくつかの理由があるようですが、その一つが、 (誤解に基づいた発言)「非放射性(コールドの)セシウムでQT延長になるのは昔から分…

附記8(カリウムチャネルにセシウムは、詰まるのか、詰まらないのか。 -- 意外に知られていないKirの事実について)

最近、知人から指摘されたのですが、当ブログの理論を誤解されるかたが多いのではないか、ということです。その一つが、 (誤解に基づく発言)「セシウムがカリウムチャネルに詰まるなんて、馬鹿な話をするな。カリウムチャネルはセシウムイオンを通すことは…

附記7(生命体分子の「機能」についての補足説明。特に、2種類の機能異常 -- dominantな異常、recessiveな異常について)

最近知人から指摘されたのですが、当ブログの理論を誤解される方も多いかもしれない、と言われました。その誤解の一つが、 (誤解に基づく発言)「たった1個のカリウムチャネルが壊れたところで、細胞には5万と他のカリウムチャネルがあるので、細胞に異常…