2013-01-20から1日間の記事一覧
ここで行う議論は、 <<<ごく微量のカリウムチャネルがオープンの形に壊れたときに、影響が出うる可能性を定量的に検討する議論>>> です。QT延長症候群と言うものに関して、議論してみたいと思います。 ーーーーーーーー補足ーーーーーーーーーー (注:1/24/…
<Kチャネルに「堅く嵌まり込んだ」状態で、Cs134/137が崩壊を起こしたら、どうなるか> Csが、Kチャネル内でβ崩壊を起こしたときのことを議論してみたいと思います。 が、ちょっと疲れてきたので、映画の話でもしましょう。 「アルマゲドン」って映画を、見…
さて、基本事項をある程度確認した段階で、放射性カリウム(K40)と、放射性セシウム(Cs134/137)の違いについて、話を戻してみましょう。 説明したいテーマは、K40=無害、Cs134/137=有害、というインパクトの差が生じ得る可能性に関する議論です。 ーーーー…
同じ同族アルカリ金属元素のNaも、Kも、Csもデジタルな認識わけをできる、というのが、生命体の基本です。まずは、これを解説します。 元素表を見てましょう。 (他サイトからの転用に手を加えました) 一番左にあるNaやKやCsは、「アルカリ金属元素」とよば…
一般論として、非放射性であろうが、放射性であろうが、セシウムという元素(Cs)が、生体内で、カリウムチャネル、という生命体分子にくっつき、影響を及ぼすのは、我々基礎医学者にとってみれば、常識中の常識で、日常的に、医学実験で頻繁に使う手法です。…
現行の放射線障害理論の背景にある物理学法則として、どの各種から出ようが、α線はα線、β線はβ線、γ線はγ線で、それぞれの放射線の電離能の強さこそが大事で、これによって、ターゲットに与えるすべての影響がきまり、どの元素、どの各種から出る放射線かは…
ごく微量のセシウム内部被曝で、心臓伝道系の障害や神経症状が起こる、というデータは、あまりに衝撃的な内容なので、まず、その他の疫学調査との整合性を確認したいと思います。 わが国では、都築正男先生が、広島原発後に、「慢性被曝症状」というものをレ…
ごく微量なセシウム内部被曝で、心電図異常、というのは、衝撃的でもあり、かつ重要なデータなので、動物実験データで確認する必要があります。私も、原発事故後に、文献検索を行い、以下の論文に行き当たりました。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/183…
ごく微量のセシウム内部被曝によって、心電図異常が起こる、というデータを、チェルノブイリ原発事故後に、Bandazhevskyという学者が、2004年のSwiss Med Weekly誌に発表しています。原文は、以下のサイトで入手可能です。http://radionucleide.free.fr/Stre…